たかが虫捕り

今日のこと。　　　　　☀一時雨　　　　　　　仕事休み

近くの４人兄弟の子供たちから、昆虫標本の作り方を教えて欲しいと頼まれた。あれから約１週間、そろそろ考えねばならないところ問題が出てきた。標本にしたいのは蝶だという。ところが今の時季、蝶をはじめ飛んでいる虫がめっきり少ない。毎年のことではあるが梅雨があけると途端に虫の数が激減する。標本にする虫は捕まえて持って来ると言っていたが、4人兄弟の特に下の二人はまだ低学年だからちょっと厳しい。ここは虫の準備もしておかなくてはと、午前中一人で虫捕りに出かけた。

春先蝶が乱舞していた農業用ため池のある山あいに行ってみると、朝早く降った雨でできた水たまりで黒い蝶が吸水していた。網を伸ばして振るとあっさりかわされた。ならばとかわされた蝶を追い回したがダメ。チョウも水を飲みたいらしく何回もやって来るのでそのたびに網を振るうのだが全然ネットには入ってくれない。近頃２号は地面をはい回る地味な虫を追っかけているので、自然とネットを振ることもなくなって、虫捕りに付き合っている爺さんもすっかり腕が鈍っている。加えて歳もある。チョウの動きに付いていけないのだ。蝶にとっては無害な爺さんになってしまった。あの黒い蝶は小生の一番好きなカラスアゲハだったのにだ。

午後、カミさんと墓参りに出かけた。