2016年3月11日金曜日

木のこと

今日(3/11金)のこと。のちのち  仕事ミ。

仕事から帰ると、すぐに2号が帰ってきた。ランドセルを置くと、ゴマダラチョウの幼虫観察をしていた。近くの里山のエノキんの新芽が少し膨らんで来ているので、それを餌にしているゴマダラチョウの幼虫が動き始めるのではと心配している。手元に幼虫を置いて観察したいのでエノキを枝ごと取ってこなければならないが、エノキは水揚げが悪くすぐに枯れてしまう。ゴマダラチョウはエノキの木の一か所に自分の居場所を決めて、そこから枝伝いに葉っぱのところに遠征して、食事が終わると元の場所に戻って休憩するらしいので、枝が枯れては用を成さないのだ。そうなると手頃な木を見つけ植木鉢で育て、それに幼虫を這わせてやって観察するしかない。問題は手頃な背丈のエノキなのだ。

ただのエノキではだめで、農薬を使ってないエノキなのだ。ネットで調べて樹木問屋に電話をかけてみたが、蝶の餌にするので農薬は使ってないか問い合わせるもほとんど使ってある。使ってないエノキが見つかるまで動き出さないで欲しいのだ。

別の容器を観ていた2号が素っ頓狂な声を上げた。「ミカドアゲハが生まれちょる」蛹だったミカドアゲハが今日羽化していた。
ミカドアゲハが産卵するのはオガタマノキ。オガタマもなかなか無い。無いことはない、神社で見かけることはあるが、みんな大木で10数メートルはある。観察に適した目の高さに枝葉のあるオダマキはほとんどない。一か所だけあるところを知っているが、我が家から70キロばかり離れているところなのでチョイチョイ観察はできないのだ。暫くは家で飼って、オガタマノキのあるところで放蝶してやらなくてはだろう。

オガタマノキを植えようとも考えている。ふつう挿し木で増やすのだそうだ。ところが活着が悪く発根剤を使うらしい。オキシベロンという発根剤500mlで3K近くする。探してみたが、JAにも量販店にも置いてない。もともと売れる品物じゃないからだろう。薄めて使うのでほんの数ミリリットルでいいのだ。それに3K使うかだ。売ってるオガタマノキは大体トウオガタマでオガタマの仲間なので用は足りるようなのだが本物じゃない。こだわるかどうかだけのことだ。