2016年5月21日土曜日

今日(5/21土)のこと。ときどき  

昨夜準備したハチウトを車の助手席に乗せて阿蘇に向けて朝早く出発した。今年は運よくいくつか蜂の群れが入居してくれたので、今自宅で飼っている群れに万が一のことがあってもスペアができたので一群を風さんにお届けした。師は小生と同じ五月が誕生月とは存じていたが、丁度その日に重なったと後で伺って知った次第。ウトはメッシュ布で覆ったところを網戸用のメッシュで上掛けして下面に垂木を入れて空気が通うようにして助手席のシートに結び付けた。助手席が前後輪のタイヤから離れて振動の影響が少ないだろうと考えたが、巣を作り始めたばかりなので途中で落下しなければいいがと案じつつ夜明け前の道中は走りやすく予定より早く到着した。途中、箱石峠からのクニャクニャ曲がり道はさすがに耐えられず、パサッという音がしてサーという羽音が走りながら聞こえてきたので心配はしていたのだが、運よく落下したのは1枚だけで済んだのはラッキーだった。

到着して、風さんが準備されていた南向きの見晴らしのいい場所に降ろして覆っていたメッシュをとってやると、落花した巣板に群れていたハチが飛び出してきたが、そのハチもすぐにウトに戻ってほどなく落ち着いた。1、2匹の斥侯蜂が有りかを確かめるようにウトの周囲をゆっくり飛行するだけでこれならば明日には花粉を付けた蜂の姿も見られるかもしれない。

朝早くにも関わらずみなさんが迎えてくださり、風さん特性の卵焼きまでいただい。その上、今回の地震で倒壊した阿蘇神社の楼閣を始め市内の被害地区を案内していただいた。カドリードミニオンから阿蘇乙姫、内牧温泉にかけては所々ブルーシートの掛かった家屋があり、特に内牧温泉の近くでは人の背丈近く段差が出来ていた。かといって被害のないところは全く異状はなく、断層の有る無しがしっかりと現れているのだろう。復興作業も行われていたが、とてもカメラを向けられる状況ではなかった。唯一、阿蘇神社で写真を撮らせてもらった。
TVで観ていたにも関わらず目の当たりにすると、精神を打たれるような思いがした。

9時過ぎにお暇して箱石峠を峠を越えて我が家を目指し11時45分頃無事帰宅した。

阿蘇の地は稲作にほとんど農薬を使わないそうなので、ニコチノイド系農薬の影響も少ないだろう。ミツバチは直に群れを大きくして活躍してくれるはずだ。自然豊かな地で良質の蜜を蓄え来春には群れを増やしてくれると期待したい。

午後は地区の役員用務で過ごした。