今日(7/12火)のこと。 ☁ときどき☀ 仕事ミ。
暑いのなんの、参りました。
「裏山の奇人」、もうすぐ読み終える。作者の奇人ぶりが半端ないので、結構面白く読み進んだ。ポスドクという不安定な生活は色々と苦労が多いようだ。研究費も認められないと付かないので生活費を切り詰め麦飯を食う生活。それも100%の麦飯で、それを5年も続けているそうだから半端ない。ポスドクの1/3が社会保険もない状態だそうだ。昔なら、末は博士か大臣か、と博士号をとれば一生食うに困らない生活が保障されていたが、今日は、博士号はとっても仕事は無しが普通のことだ。奇人と自ら称して耐乏生活を楽しむように暮らす日々の中で、世に認められる論文を書くというのはある種覚悟がいることだ。氏に幸運の来ることを祈るばかりだ。
小生も学生時代相当な耐乏生活だった。雨漏りのする下宿屋で、雨天の日は友人のアパートの世話になった。雨が降り終わると、今度は畳からキノコが生えてくるというあばら家だった。硝子戸は木が腐ってボロボロになっていたので開けられなかった。生活費が無くなると、学校の実験犬の餌の古古米をいただいて食ったこともあった。スラム街のようなところで一時期を過ごしたので、氏の極貧生活には共鳴できるのだ。そういう小生は氏に倣って、「裏山の閑人」と自称することにしようかな